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【10-1】下地の下地作り
最初に薄めのセルロースに一回デイップします。乾燥後に表面が毛羽立ったりしますので、よく乾燥させた後で、#400耐水ペーパーにてサンデイングしておきます。
各パーツの硬さの違いで、乾燥時に収縮して段差が出来る場合があるので、この時点で徹底的にならしておきましょう
【10-2】アンダーコート
次に通常の濃度のセルロースに、頭とお尻を交互に8回デイッピイングします。各デイッピングの間隔は最低8時間、冬季は一日一回程度を目安にして下さい。また逆に間隔が開きすぎるとひび割れたりします。目の中に溜まったセルロースはデイッピングの度にテイッシュ等でとりのぞいて下さい。
最後のデイピイングが終わったら、サンデイングです。結構きれいに塗膜が出来ているようでも、表面は細かなでこぼこがあります。垂れや大きいでこぼこを#240耐水ペーパーで落とし#400で仕上げます。ペーパーがけが終わったら、最初に使った薄めのセルロースに一回デイップして仕上げます。
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【10-3】ホワイト
木目をつぶすために、ラッカーホワイトをまんべんなく吹き付けます。エアブラシを持っていない方はラッカースプレーでもOK。一日乾燥させた後に尻から一回デイップします。
どんな色で仕上げるにせよ(黒と木目調以外)下に白色があったほうが発色が断然違うので手抜きしない事!
【10-4】ベースカラー
*一応【No10 Matumoto SP】で今後の作業を進めます。
ラッカーの黄色もしくは、Mrカラーの黄色系(色々ありますが好みでOK!蛍光カラーはセルロースとの相性があるので、普通の黄色がベター)を全体にむらが出来ないように吹き付けます。8時間以上乾燥させた後、セルロースに頭からデイッピィングします。
*各カラーごとのデイップで色流れが心配な方は薄めたセルロースの吹きつけでOKです。
【10-5】トッピングカラー
セルロースが乾いたら(8時間位)メッシュをかけて肩に黄緑系の色をさっと吹きます。べたべたに吹くと下地が溶けてメッシュが張り付くので注意!次にお腹にオレンジを吹きます。乾燥させた後、尻から一回デイッピングします。
セルロースが乾燥したら、サイドにストライクドットを入れます。厚紙をポンチで抜いて簡単なテンプレートを使用すればきれいに入れることが出来ます。次に背中にカッパーメタリックを吹きます。メタリック系はブラシの目詰まりが激しいので、慣れない方は普通の茶色で代用してOKです。出来上がったら、一回頭からデイッピングしておきます。
ペイントアイを描くときはこの時点で書き込みます。
【10-6】トップコート
セルロースを使用して、お尻と頭を交互に7回〜10回デイッピングを行います。#600耐水ペーパーで水研ぎして仕上げ、最後に一回頭から薄めのセルロースにデイップして終了です。
ウレタンで仕上げる場合は薄めたウレタンを吹き付けて色止め後、デイップもしくは吹きつけで仕上げます。セルロースと比べて一回の塗装で膜厚が出るので回数少なめでOKです。
【10-7】リップホールの切り出し
最終デイッピングが終了したら、リップホールを切り出します。セルロースの場合、気温にもよりますが24時間以上経つと、硬化が進み過ぎて切り出しが困難になりますので頃合をみて切り出してください。
リップホールの部分は、あらかじめ凹ませてあるはずなので、そこを目安にして、デザインナイフで切り出していきます。蓋のバルサとボデイ材のウッドの硬度差があるので、比較的簡単に出来ると思います。終わったらついでにアイに着いている塗料も取っておきましょう。これで塗装は終了です。